毎度ご苦労様です。
遠藤@お休み.MALAYSIA です。

 任地クアンタンに戻って来て早10日、学校は学期の間のお休みに突入しました!明日より7月3日までは学校がお休みです。
 前回のお休みは、システムの構築のために無理矢理お正月休みを取れた程度でしたが、今回は前回の努力が報われてか、改良する点があまり無く、その上来学期からは後任者に業務を受け渡すため、シッカリとお休みが取れそうです。

 まだ、腰の調子があまりよくないので、リハビリに行こうかなぁ…と思っています。病院の理学療法士さんから、
「水泳はリハビリに大変良い。」
とのことなので、水泳をしに行こうかと思っています。
 クアンタンはマレー半島東海岸にあり、南シナ海に面しているのでリハビリポイントは沢山あり、時間もたっぷりあるので良いダイ…じゃ無い、リハビリのチャンス!
 と言うワケでこの休みはリハビリ三昧と行く予定です。とりあえず今週末はティオマン島でボートリハビリの予定。ナイトリハビリもするかも…。え?


 さて、なかなか報告出来ずにいた "恐怖ゴキブリの日" ですが、いよいよ満を持してここにご報告いたします。

 まず、この話しを記す前に1つ前置きをお話しします。同じマレイシアで活動している協力隊員の話しです。

 彼女は理学療法士として障害児のための特別養護学校で働いています。彼女もまた私と同じ様にジャングルの家に住んでいたので、ヤモリやカエルをはじめ様々な生き物に囲まれて生活していました。もちろんゴキブリとて例外ではありません。
 マレイシア産のゴキブリは、KLの様な市街地ではともかくジャングルのそれは個体が大きく、なかなかに立派なものです。わが家によく現れるモノもなかなかに大きく、優に5cmをこえる様なのが度々出没します。

 さて、その彼女は日本にいる頃は自らゴキブリと格闘した経験がなく、こちらへ来て殺虫剤を片手に勇敢に戦う様になったそうです。
 そうこうしてゴキブリ退治にも馴れたある日、彼女は自室に現れたゴキブリを殺虫剤にて迎撃していると、部屋のあちこちから出るわ出るわ、殺虫剤もモノとしないが如くゴキブリが次々と何匹も何匹も現れて来たそうです。
 あまりの恐怖に彼女は、布団を被って寝てしまったそうですが、この様子がJICAマレイシア事務所が発行している定期機関紙に "ゴキブリの日" として掲載されるや、在馬日本人は恐怖のどん底に突き落とされ、なおかつ彼女への御悔やみが事務所に寄せられるコトになったのでした。

 その後彼女は幸いにもその家を引っ越し、今は幸せに暮しているのですが、これがまさか我が家で再現されるとは、4月の始めまでは私は思ってもいませんでした。

 これは去る4月15日に本当に起こった話しです。心臓の弱い方はここから先をお読みにならないコトをお勧めします。

 その日を遡る1週間前、その日は割と暑い日でわが家に帰って、風呂(シャワー)を浴びようとふと風呂場を覗くと、端の方へ逃げ去る影!
「あ、居るな…。」
と思いつつ殺虫剤を片手に風呂場の入り口まで行き、シューっと一吹き。バタバタ暴れ回りながら個体の大きな成虫が7匹程現れました。数分間格闘の末、全てをせん滅させました。
 「一体やつらどこから現れるんだ?」
と不思議に思いながらも、この家のトイレは汲み取り式で下水から這い上がってくる彼等を何回か目撃しているので、恐らくはトイレから上がってくるものと断定し、トイレには厳重な警戒態勢が引かれ、塩素系の強力な洗剤をまいて、ゴキブリの進入を防ぐのでありました。しかし、今思えばこれが大きな作戦ミスであったのです。

 その後数日は、帰国前の準備におおわらわで、帰宅はほぼ12時過ぎの日々が続いていました。その間にも我が家には数匹のゴキブリを風呂場で撃滅しては、トイレの警戒を更に厳しいものとして行きました。そして4月15日。

 当初の予定では、日本への帰国が4月27日、クアンタンを去る日を22日、と決めていたので、4月15日はこちらを去る1週間前でした。しかも帰国直前の4月20日にJICAからの要請にて出張が決まっていたので、もう実質は何日も日々が残っておらず、残務整理をして、自宅へ帰った時はもう既に1時を回っていました。
 学校から自宅まで徒歩で20分。ジャングルの中を歩いて帰れば汗びっしょり。シャワーを浴びなっくっちゃ…。と風呂場へ向かい、風呂場のとを開けた途端、我が身は硬直し動かなくなり、目の前にあるものが信じられず我が目を疑ってしまいました。

 風呂場の床(およそ一畳)の半分、それに床から30cmくらいまでの壁一面に、ビッシリとすき間無く鈴なりになって、張りついているのです。

 幸いに風呂場の床は入り口よりやや低い高さにあり、また彼等は動こうとせず、じっとしていました。
 直ちに風呂場の戸を閉めて、殺虫剤をとりに戻りました。
 もしこのとき、
「うおお!あと一週間で帰国だぁぁ!!」
と言う気合いが無ければこの事態には対処出来なかったでしょう。

 自宅にある殺虫剤3本を全て風呂場前に持って来て、風呂場に向かって一斉噴射!風呂場から廊下に向かって逃げようとするヤツらを集中的に攻撃。兎に角廊下にに逃げられるとどこへ行っちまうか分からないので、それだけは避けるようにし、風呂場の中ダケのたうち回らせることに成功しました。
 マレイシア製の殺虫剤はなかなか強力です。絶対に日本では使っちゃいけない何かが入っているんだろう…等と思いつつ、なんとかその半数が動かなくなったので、入り口周辺の死骸(まだ動いてるのもある)をティッシュでつまんでゴミ袋へ入れ、足場を作ることに成功。ここから更に殺虫剤を噴霧し、ほぼ壊滅に至らしめることに成功しました。

 目の前にある大量の死骸。これをどうしよう?中にはまだ息があるヤツもいる。こんなのをティッシュで丸めて捨ててたのでは、紙がどれだけあっても足らない。そこで排水口から流してしまおうと、排水口を開けた途端!!
 「一体やつらどこから現れるんだ?」
と言う疑問は解け、更に現れる新手の敵と戦わねばならない状況になってしまいました。


 殺虫剤からシャワーに持ち替え、排水口に全ての新手と死骸を流し込むのに成功し終え、殺虫剤でベタベタになった風呂場の床を拭き終えたのは、もう夜の3時過ぎでした。

 この排水口は、ネットが付いた蓋があってこちら側からは髪の毛等が下水に流れない様になっているのですが、この蓋がとても軽く、個体の大きなゴキブリならば簡単に持ち上げてしまえるワケでした。
 更に、この下水は、そのままトイレと直結している様で、トイレで警戒を厳重にすればする程、風呂場が手薄になっていた様です。
 その後排水口の蓋に重りが取りつけられ、簡単には持ち上げられなくしたのはもちろんですが、恐ろしくてその後蓋を開けられません。

 かくして、恐怖の一夜が過ぎ、その後数日間は帰宅すると何匹かの死骸に対面することはあって、生きたゴキブリは見なくなりました。もちろんトイレの便器と風呂場の排水口に対する厳重な警戒は今も続いています。

 最近はアリが大量発生していますが、こんなものはゴキブリに比べればなんでもありません。

 マレイシアにはどこに行ってもヤモリが沢山います。彼等はどこでもフンをして困るので、家庭内では嫌われていますが、我が家では虫を食べるので大事に飼われています。しかしなかなかゴキブリは大きい様でなかなか食べてくれません。今後はジャングルにいるトカゲ(全長1mくらい)を捕まえて、家の中で放し飼いにしておこうかな?


 と言うワケで、特別長編 "恐怖ゴキブリの日" でありました。お楽しみ頂けましたでしょうか? まだ残り任期は1ヶ月以上あるので何が起こるか…。最近また我が家の周辺では大きなイノシシが暴れているようです。今朝、家の前のゴミ箱が漁られてひっくり返されていました。

 それでは、また。



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