隊員報告書
第A号(6カ月目)                    平成6年10月7日提出

ヨルダン国派遣   平成5年3次隊   職種 電子機器(6年7月/6年9月分)

  エンドウ ヒロシ        配属先・住所 Jordan Electricity Authority (電力庁)
氏名 遠藤浩史              Amman South , National Control Centor



                業務内容

(A)着任時の配属先の状況(担当業務を主とする)

     配属先は、電力庁のおよそ30箇所の発変電所,送配電所および連絡
    移動に用いられる車両における、無線通信機器の保守点検、修理を担
    当する部所である。
     職場の人材はかなり優秀で、高度の知識を有している者が多い、知
    識や経験の不足によって日常業務に支障をきたす事はまずない。また、
    人員においては業務内容に比べてかなり多い様で、日常の業務をかな
    り余裕をもって行っている。
     業務に用いる機材等は、装置(無線通信機器等)を購入する際に保
    守マニュアル等を同時に入手し、その手順に従った保守の為の装置を
    充分有しいる。従って業務内で従来通りの保守を行うのに一切の不自
    由はない。

     職場の技術レベルは相当に高い、また経験値も高く保守点検、修理
    を行うには充分である。だが、職場のスタッフ全員が技術的に問題が
    無いわけでは無く、修理に際してその構造や原理を理解せず、ただ闇
    雲に部品を交換することによって修理を行う者もいる。この方法はか
    なりこの職場に浸透しているようで、一部のスタッフは故障した機器
    の構造や原理を理解する意味を納得できないようである。
     しかもこの方法による修理は、故障箇所を理論的に発見するやり方
    よりも早く直る場合が多く、最新技術を応用した機器でも問題無く修
    理する事が出来る。しかし、故障原因が不明な為に再発する可能性が
    あったり、複合要因による故障は解決が出来ない様である。
     いずれにしても職場内において、充分に業務は行われ、大きな不都
    合も無く機器は修理されている。全体的には日本国内の状況とさほど
    大きな差異は無いのではないかと考えている。


     上記の内容から考えると、ここの職場の日常業務内容について、自
    分が技術指導を行う必要性は全く無い。自分の配属先赴任時にもスタ
    ッフは技術指導については考慮していなかった様に感ずる。
     しかし、修理業務の拡張作業の一環として始められた回路の設計製
    作業務においては、まだまだ多くの問題も抱えている。
     また、報告書の第1号にも書いたが、基板の設計においては、始め
    た時点で求めていた規模のものを現在では遥かに上回り、前任者の指
    導と、その後の自身による努力でハイレベルなものに育っている。し
    かし、設計製作に不慣れなスタッフ達にとっては、製作するには不可
    能な規模にまで至っていて、技術の向上と言う点では小康状態になっ
    ている。            2−1




(B)業務実施計画

     職場の上司から依頼を受け何度かレクチャーを行った、比較的好評
    ではあったものの、講義内容についてはスタッフの何人かには既知の
    内容であり、あえて自分が不得意な英語で説明する必要が感じられな
    い。以前、「日本人が来て説明する事に意味がある。」と言うことを聞
    いた事があるが、ここでも同じ理論なのだろうか?
     この点については、現地のスタッフ自身のレクチャーが自主的に行
    え、効果を上げられるような指導を行う事に意味があると考える。今
    後その方向に指導してゆくつもりである。

     また、いくつかの機器の製作を依頼されているが、自ら製作する事
    はあまり職場の為になるとは思えない。設計指導を行ってスタッフ自
    身で設計製作出来る事が重要だと思える。現在、機器の一つを設計製
    作中で、これを提示し自ら設計を行える様な指導を行う予定である。
     特に将来的には、修理業務に用いる治具を、スタッフ自らの手で設
    計が行える様に指導したい。

     現在、CAD化の推進についての準備がある程度整い、機器購入の
    検討を行っている。詳細は後述する。今後の多くをこれに関する作業
    に時間を費やされるものと考える。

     上記の3っつの業務の他に、自分の配属先の一般業務である通信機
    器の修理を手伝っているが、これらの機器は集積化、高密度化の傾向
    が著しく、この点で配属先の業務遂行の妨げになっている点は、技術
    的や経験的な部分ではなく、部品調達の問題が多い。
     この5ヶ月の間にプライベートでパーツのデリバリーを何度か依頼
    されたが、部品のデータを提供するに留め断った。しかし現実には部
    品のデータはこの国でも入手可能であり、等価回路の作製は容易に可
    能だ。アメリカ製の機器の中には、集積回路のブロック図や等価回路
    が付加されているものもあり、これを参考にすれば工業高校レベルの
    知識でも充分に修理が出来る。
     だが、現実的にこの等価回路は意味を持たない。ハンディタイプの
    トランシーバのパーツに弁当箱サイズの等価回路が実層出来るはずが
    ないからで、今後この傾向はますます強くなるであろう。勿論この様
    なケースは現在あまり頻繁ではないが、ここの国で製品の生産が行わ
    れない限り続くだろう。
     日本においてもSMD(表面実装)部品の個人レベルでの入手は困
    難で、この問題は個人レベルで改善するには少々荷が重い。配属先に
    は、引続き部品の購入先にSMD部品の納入に勤める様に、働きかけ
    る努力を続ける様に指導している。
     現在、配属先では日本製のハンディタイプトランシーバーの購入、
    配備を計画している様だが、これはもし破損が生じても、ICレベルで
    は修復不可能だろう。また、制御部分にマイコンを用いているものが
    多く、この部分が破損するとほぼ100%修復不能になる。
     やや主題から反れた内容になったが、この問題は今後この職場での
    大きな課題になるだろう。

     さて、内容を項目の主題に戻すと、以上の観点より今後半年間はC
    AD化の推進を中心に、レクチャーの定期化、機器の設計指導を行う。
    また随時修理作業の補佐を行う予定である。
                    2−2a




(C)CADについて

     本配属先において自分の前任者が、「修理業務における不具合発生が
    多い集積回路部分やその周辺を再設計し、その回路を独自の設計によ
    る基板に置き換える。」という作業を指導し、職場の一部の者に受け継
    がれた。
     この時のプリント板の製作方法は、手書き回路図より配線を読み取
    り、ランドとテープをフィルムに張り付ける事によってマスクを作製、
    感光基板にこれをあて、現像、エッチングの後、ボール盤でホールを
    開けて行く基本的な方法のものであった。
     配属先のスタッフはこの方法による製作を充分理解し、体得した。

     その後、配属先はこの技術を単に修理業務に用いるだけでなく、自
    作の測定機や計測機に応用することを考えた。また、一方で回路設計
    の簡略化、系統化を計るためCADの導入を検討し、ジョルダン大学
    の短期講座でCADのに関する講義を受けて、回路設計のCAD導入
    を果たした。
     この時に導入されたCADは回路設計(通常回路図エディタと呼ばれて
    いる)だけではなく、設計された回路のシミュレーションや、プリン
    ト板の設計開発(board化)に応用出来るものである。日本でもある程
    度普及しいる "OrCAD" と呼ばれるアメリカ製のソフトウェアで
    ある。パソコンレベルでは非常に優れたものだ。
     しかし配属先では、基本的な回路設計のみを行っており、応用運用
    においては行われていない。


     電力庁ではいくつかの測定機を自作する様になっており、この作製
    に自分の配属先も "プリント板の設計製作" の技術を生かして協力し
    ている。しかし、回路設計は専門の部所がおこなっており、配属先は
    単に "プリント板の設計" を行っている。(製作も別の部所でおこな
    っている。)
     しかしこの設計はかつて行われた、ランドとテープの張り付けでは
    手に追える様なレベルではない。(報告書1号参照)
     そこで配属先はプリント板の設計製作用CADの導入を行なった。
    しかし、この設計業務の為に用いているソフトウェアは前述したもの
    とは別のものを用いている。しかも、印刷された回路図から配線を読
    み取り、手で入力すると言ったいわゆる "電子製図板" 的使い方のみ
    に用いられていた。
     自分の配属直後に、このパターン図の出図で不自由していた所、プ
    ロッタとの接続を調べ出図を可能としたことから、自分がこの業務を
    手伝うことになった。

     そこで、全ての作業を前述の "OrCAD" と呼ばれるソフトウェ
    アで一貫して行い、回路図から配線データを取り出し、これからパタ
    ーン設計を自動化する方向で作業を進める。(この一連の作業の例を
    この報告書の最後に添付してあるので参照して頂きたい。)

     しかし、自分はboard化の経験が無く、ソフトウェアの使いこなしに
    やや多くの時間を裂いてしまった。またソフトウェアのバージョンが
    古く、バグがある為に、やや作業が捗らない事もある。今後この作業
    が軌道に乗るのにやや時間がかかるのではないかと思う。
                    2−2b




                支援体制

(A)要請内容(要請背景調査表と比較して)

a)任務の「変更」事項について

     要請背景調査表にあった経験の不足による、業務遂行の不具合は、
    全く存在しない。当初予想した通り、「知識はあるが経験が無い。」は
    職場レベルでの経験の為、自分の様な全く別の所での経験が生きるわ
    けではないし、配属先もそれを望んではいない。また職場レベルで経
    験を構築して行けば業務には問題がない。
     従って、自分の任務は配属先の主業務以外の所にあって、主業務に
    関してはあくまでもオブザーバー的立場に留まる。
     現在、前述した通りCAD化の推進を行っている。あえてあげれば、
    この点が変更事項であろう。


b)相違点とその措置

     要請背景調査表には全く記されていない点に"レクチャー"がある。
    
     また、本庁のコンピュータセンタに出向き、そちらの部所の応援を
    行うことが時々ある。 ここで、以前に専門家が置いて行った日本製
    のコンピュータがあり、これのインストール、使用方法等の説明を求
    めら、応じた。このコンピュータについては後述する。


c)要請されている技術水準

     本配属先において要請される技術水準は、単に電気関係の知識に留
    まらず、物性,化学から生産管理,マネジメントに至る非常に多岐渡る
    分野を、研究領域に至る程度の深い知識を求めている。
     協力隊員は勿論、専門家レベルでもこの様な人はいないのではない
    かと思う。

















                    2−3




(B)機材(担当業務に関連して)

a)所属先が備えていたもの

     当配属先が保守管理および修理を行う為に必要な基本的機材(測定
    機器、計測機器等)は充分有している。また、業務管理とその他応用
    業務の為に用いる機器(コンピュータ、視聴覚機器)は充分とは言え
    ないまでも有している。
     また前任者の在籍中に作られた、手作りの"PCB用感光装置"があ
    る。


b)JOCV調達分

     前任者が僅かな電気部品と基板、それに日本の少年向け製作雑誌を
    置いて行った。また設計製作の指導の提示用の僅かな電気部品を支援
    経費にて購入し、技術指導用に充てている程度で、具体的な機器と言
    った類のものは無い。


c)今後必要と思われるもの(機材要請書)及びその利用目的

    ◎コンピュータ

     現在、配属先にはアメリカの援助によるコンピュータ(IBM_PS2)が
    あるが、その処理能力等に問題があり、CAD用に実用出来ない。

    ◎PCB用製作装置

     再三に渡り書いている様に、PCBの作製の技術が、僅か数年間で
    非常に進歩し、かつての手作り装置では実用が難しくなってきた。
     一連の基板製作においては、日本の場合ならば業者へ発注するのが、
    一般的だ。また個人レベルで製作する場合は、ユニバーサル上に組み、
    プリント板はおこさないのが普通だろうし、プリント板をおこす場合
    は、最低3〜5万円位の初期投資が必要になる。
     しかし、今日CAD化の波はアマチュアレベルにまで影響を及ぼし
    回路設計がそのままプリント板のパターン設計になってしまう。現在
    では簡単な2層基板の製作程度は個人レベルで充分可能だ。

     この国では基板の業者等はないので、職場で業者並の作業をおこな
    える装置が必要になってくる。しかし大量に生産するわけではないの
    で、日本のアマチュアレベルで行う程度の装置で充分だろう。
     今後、現在の様なやや複雑なプリント板の製作が続けば、この様な
    装置、機器が必要になってくるだろう。


d)コンピュータについての補足説明

    ◎配属先(電力庁)に配備されているコンピュータ

     当配属先(電力庁)は、その規模,業務内容等により各部所のネット
                    2−4a




    ワーク化が成されており、汎用のコンピュータの普及率が高く、日常
    業務においてもコンピュータの利用率が高い。特にパーソナルコンピ
    ュータの配備は著しく、各部所に1台は必ず置いてある。
     配属先のパーソナルコンピュータは全てIBM互換機と呼ばれているも
    ので、世界で最も普及している一般的なものである。ソフトウェアも
    豊富だ。


    ◎本庁コンピュータセンタにあった日本製パーソナルコンピュータ

     かつてザルカトレーニングセンタに専門家が置いて行ったもので、
    NEC製PC9801VF2という機種である。NECのPC9801シリーズはその
    構造が全く独自の為に、世界で普及しているどの機械とも互換が無い。
    しかもDOSレベルでの若干の互換があるもののフロッピディスクのメデ
    ィアフォーマットレベルで互換がないため、完全に閉じた機械になっ
    てしまっている。
     現在、使用可能な状態に出来る様に改造を検討中だが、費用の点で
    見通しが立たない。しかしこのままにしておいても只の箱である。


    ◎IBM製コンピュータPS2に対する説明

     IBM社がパーソナルコンピュータの市場に参入した際に、当初I
    BM社は"IBM_PC"と言う名称で販売しその構造を公開した。その後、
    各サードベンダ等が互換機を販売し、この"IBM_PC"とその互換機が世
    界中に普及する。
     普及過程の途中でIBM社はバスラインの強化を行い、これ以前の
    機種を"IBM_PC/XT"と呼ばれ、以降のものを"IBM_PC/AT"と呼ぶ。(AT
    はXTに対してアッパーコンパチブル)

     その後"IBM_PC/AT"は各互換機メーカーによって数多く生産され、I
    BM社は売り上げを圧迫される事となる。そのため市場戦略の路線変
    更を計るために、別の構造のパーソナルコンピュータを市場投入して
    これを"IBM_PS2"とした。しかし世間一般には"IBM_PC/AT"の互換機が
    数多く普及しており、IBM社のこの戦略は失敗に終った。
     この後IBM社は再び"IBM_PC/AT"の互換機(?)を生産、販売を行わ
    ねばならなくなった。(現在はまた新たな展開を見せている。)

     従って"IBM_PS2"はIBM社が作ったIBM互換機では無い(?)機種であ
    り、現在の世界標準である"IBM_PC/AT"互換機とは完全な互換がない。
    また、その生産時期が古くmodel30においては 8086/8MHz と現在の機
    種からでは想像できない位に能力が低い。
     自分の職場にあるものは、他の職場の機種が1分でおこなう処理に、
    3時間半もの時間を要する。この時間差は実用のレベルを遥かに逸し
    ている。

     これらの点から、配属先では新しいパーソナルコンピュータ(PC互
    換機)を導入する必要がある。



                    2−4b




                一般状況

(A)任国事情

a)自分の生活環境

     首都アンマンでの生活の為、日常生活にはほとんど不自由してない
    好環境にめぐまれている。
     特に住居の立地条件に恵まれており、アンマン市内でも高級な商店
    街が近く買物をするには何ひとつ不自由は無い、ただし若干値段が高
    い。

     自分の住んでいる部屋は、電力庁のレストハウスの一室である。こ
    こは本来、地方勤務の職員が本社に仕事の為に上京した際、宿泊する
    為の施設で、台所やバス,トイレは共用である。従って管理人が掃除等
    をしてくれ、これらの経費は一切かかっていない。また、電気,ガス,
    水道の費用も全て配属先の負担になっている。
     自分の部屋は6階建てのビルの5階にあり、西向き6畳くらいの部
    屋である。ベッドが2つに箪笥が一つの所で、現在本棚がなくて不自
    由している程度だ。窓からの眺めは良く、夕日や夜景はきれいだ。


b)職場での状況

     現在、配属先では、会議用の大机を一つと、椅子を用意してもらっ
    て事務机としている。事務机を持っているのは、自分と職場長の二人
    だけであって、カウンターパート等は作業机を一人一つずつ持ってい
    て、それぞれパーテーションで仕切られている。

     職場の同僚達(カウンターパート)はそれぞれ、バスやマイカーで
    毎朝7時30分過ぎに出社してくる。タイムカードが設置されており、
    7時40分までに出社すればよいようになっている。自分も他の職員
    と同じ様にタイムカードがあり、出退時には刻印している。

     8時前位までに紅茶を入れ、一服してから仕事を始めるのだが、仕
    事の割に人手が多いせいか、あまりガツガツと日本の様には仕事をし
    ない。ややのんびりとし過ぎの感もある。やはり、修理と言う仕事の
    性質から業務計画を立案することは難しいようである。
     しかし、同僚達はそれぞれ修理以外の業務をそれぞれ持っていて、
    手が空く様にはならないはずだが、お茶を飲みながらおしゃべりをし
    ている時間が多い様に感ずる。

     また、公務員の給与があまり高くない為か、ほとんど全員がサイド
    ビジネスで家電製品の修理をおこなっている。そのため勤務時間中に
    こちらの製品の修理をしてい者もいる。「給料が安い、他にいい仕事が
    あったら代りたい。」と、もらす者もいる。

     勤務時間は午後3時までだが、その間に決った休み時間がない。同
    僚達は、各自適当な時間に持参したパン等の食事をとっている。自分
    もこの時、一緒に誘われて食事をとる事が時々ある。

                    2−5




     業務内容はもっぱら個人作業であるが、時として大型のPLC装置
    を修理する際は3〜5人位の人数で作業することもある。しかし個人
    の能力差が大きい為、若い技術者のなかには一人では修理が出来ず、
    ベテランの技術者について指導を請う者もいる。こういった者も基本
    的な技術の知識においては充分理解しており、決して能力が低いわけ
    ではない。これをもって経験の不足と呼ぶのであれば、日本の大卒者
    となんら変りはなく、職場で2〜3年経験をつめば充分で、わざわざ
    海外からの技術指導を仰ぐ類のものではない。
     勿論、ベテランの技術者は自分よりも遥かに技術的にも、経験的に
    も優れている。

     しかし、専門職種以外の部分では、かなり能力の低さを感ずる部分
    があり、回路設計,回路図面の作図,工作の能力は驚く程幼稚だ。そ
    のセンスの無さには改めて発展途上国を感じてしまった!?
     回路設計の経験がないと、作図の能力は培われないものなのだろう
    か?
     この辺りが今後の課題な様だ。


c)言葉について

     赴任ご半年になって、出来ない英語で、なんとかコミュニケーショ
    ンがとれる様になったが、今もっても不十分で色々不自由を感じる。
     特に業務上で最低限必要な事以外は、説明する事が面倒になってし
    まい、ついやらなくなってしまうことが多い。以前に英語を習いに学
    校へ通っていたが、日本と学習の方法等が違うせいか、あまり効果が
    上がらず。現在、個人的な学習を行っているのみである。
     今後、個人レッスン等の学習方法を検討している。

     また、アラビア語については、職場環境の関係であまり逼迫しては
    いないが、この国の公用語なので、話せる様になるに越したことはな
    い。1ヶ月の語学研修ではあまり満足のいく効果は得られない様な気
    がする。
     やはり日本国内でのアラビア語研修を強く希望する。また事務局へ
    の要望として現地におけるアラビア語の学習の為の費用援助を検討し
    て頂きたい。赴任当時3ヶ月分の費用として約10000円程度の支
    給があったが、現実には1ヶ月分の費用にも満たない。
     首都部での生活は、その経費が安くなく、この中から上記の様な学
    習費を捻出することは困難を極める。是非、学習の為の費用援助を見
    直して頂きたい。

     アラビア語を理解し体得することによって、固有の文化、風俗習慣
    をより一層理解し易くなり、現地への浸透の度合も深まるのではない
    だろうか?
     隊員ハンドブックにある「現地の人と同じ生活を…」のくだりに "同
    じ言葉" というものがあった。現地の人とのコミュニケーションはや
    はり現地語の方が一層深い交流が望めるだろう。
     ヨルダンは比較的教育水準が高く、首都部ではほとんど英語が通じ
    るし、日本よりも英語が浸透している。しかしなかにはアラビア語し
    か話せない者や、他のアラブ圏からの出稼ぎ者がおり、言葉の不自由
    さを感ずる時がある。また、アラビア語を話せないのをいい事に、法
                    2−6




    外な値段交渉を強いられることもたまにある。


















































                    2−7




Supplement:                                (1/4)

1.CADを用いて書いた図面

    これは修理業務に用いた簡単なもの。




Supplement:                                (2/4)

2.NETリスト

     1.の図面を元にCADを用いて自動的に生成されたもの。どれどこ
    に接続されているかを示してある。

( { OrCAD/PCB II Netlist Format
LCD conection Revised: September 19, 1994
ED0004.SCH Revision: 1
JEA/JOCV





Time Stamp - }
( 03B564A1 NEW LCD1 NEW
( 1 N00027 )
( 2 N00008 )
( 3 N00003 )
( 4 ?1 )
( 5 ?2 )
( 6 ?3 )
( 7 ?4 )
( 8 N00001 )
( 9 N00007 )
( 10 N00009 )
( 11 N00011 )
( 12 N00002 )
( 13 N00017 )
( 14 N00018 )
( 15 N00019 )
( 16 N00014 )
( 17 N00024 )
( 18 N00025 )
( 19 N00026 )
( 20 N00028 )
( 21 N00029 )
( 22 N00023 )
( 23 N00022 )
( 24 N00020 )
( 25 N00021 )
( 26 N00016 )
( 27 N00015 )
( 28 N00010 )
( 29 N00012 )
( 30 N00013 )
( 31 N00006 )
( 32 N00004 )
( 33 ?5 )
( 34 ?6 )




Supplement:                                (3/4)

( 35 ?7 )
( 36 ?8 )
( 37 ?9 )
( 38 N00005 )
( 39 N00010 )
( 40 N00027 )
)
( 03B564A2 ORG LCD2 ORG
( 1 N00006 )
( 2 N00004 )
( 3 N00007 )
( 4 N00009 )
( 5 N00011 )
( 6 N00012 )
( 7 N00013 )
( 8 ?10 )
( 9 N00027 )
( 10 N00023 )
( 11 N00022 )
( 12 N00024 )
( 13 N00025 )
( 14 N00026 )
( 15 N00028 )
( 16 N00029 )
( 17 N00014 )
( 18 N00015 )
( 19 N00017 )
( 20 N00018 )
( 21 N00019 )
( 22 N00020 )
( 23 N00021 )
( 24 N00016 )
( 25 N00002 )
( 26 ?11 )
( 27 N00001 )
( 28 N00003 )
( 29 N00005 )
( 30 N00008 )
( 31 N00010 )
( 32 N00027 )
)
)




Supplement:                                (4/4)

3.パターン図

    完成したプリント板のパターン図(倍寸)CADを用いて 2.より自動
    で生成されたものを多少修正したもの。


























    これらの作業は、一連の流れ作業で行える。所用時間はおよそ3時間
    程度で、手作業時に比べ十倍以上の時間短縮が望める。
    更に、上記のデータからNC工作機械用のデータを生成することが出
    来、更なる高効率化が望める。


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