毎度! 遠藤@ジャカルタ.仕事バリバリ です。
今日も今日とて、デモや暴動の吹き荒れるインドネシア情勢ではありますが、それとは全く関係無く、目の前に山の様に仕事が積まれ、ヘロヘロな毎日を過ごしています。
渡航前の様々な予想とは裏腹に、数々の事態にビクッリさせられている毎日です。今回はこの「ビックリ…」あたりから始めてみましょう。
まず、渡航前からわかっていたいくつかの事実は以下の通り。
●銀行の既存のネットワークを利用して選挙結果を集計する。
●これはWindowsベースのシステムを使っている。
●上記とは別にアメリカのNGO団体の集計システムがある。
●これらの支援のために日本から行く専門家は3名
とまぁ大雑把にはこんな感じ。
「はて…、一体、具体的には何しに行くんだろうか?」
と不思議に思っていた渡航前日、新宿のJICA事務所にて派遣課の課長の話によると、詳細は現地に行って指示に従えとのコト。
「そんなんで大丈夫かいな…?」
と心配していると、私以外の2名のうち、チーフになるJICAの技術専門員から携帯電話に連絡が入る。
「あ、私○○と申しますが、遠藤さんですね? 一週間ほど後から現地に行きますので先に行って様子を掴んでおいて下さい。」
「ハイわかりました。」
「あ、それで私あまりコンピュータのコトは詳しく無いので色々と遠藤さんに教わるコトになりますので宜しくお願いします。(ガチャ)」
「………!」
そんな頼りない状況のなかで、とりあえず現地入りし、方々から様子を聞いてみるとどうもインドネシア政府がやっている "銀行の既存のネットワークシステムの利用…" と言うのは、IBMのAS/400を利用した立派なもの、UNIXベースの立派なシステム。開発は専用の業者を雇って、超リッパな内容に出来上がっている。
現在の問題点は、と言うと "UNDP(国連開発援助)が資金の利用の承諾をしていないので回線等の器材の借り上げが全て終了していない。" と言ったコト。全然技術的な問題なんかじゃぁない。
今さら、日本の専門家です…とノコノコと顔出したってしょうが無い…って感じ。インドネシア政府(or業者?)もなかなかやるなぁ。
で一方、アメリカのNGO団体の集計システムと言う方は…
これこそがWindowsNTを使ったネットワークを構築する集計システムでありました。このNGO団体はIFESと言ってカンボジア等で選挙支援に置いては実績のあるところだそうで、投票者の啓蒙や投票所の運営等では数々の輝かしい成果を持っているところ。しかしパソコンを使った集計システムにはまだあまり実績がない様子。
この集計システムは速報用のもので、テレビや新聞のための公開公式データは、このシステムから得た情報を利用するそうです。つまりすっごく大事なワケです。
さて、実際に開発をやっているメンバーに会いに行くと、予定されているパソコン64台は影も形も無し。その上2名の開発者は大喜びしてこう言った、
「ちょうど良かった。私はVisualBASICを使った開発の専門家、彼はSQLserverを用いたDATAbaseの開発が専門。ネットワークに詳しい技術者が来てくれて助かった。」
一も二もなく、開発のメンバーに巻き込まれる。トホホ…;_;
ちなみに彼らのソフト開発はまだ終わっていない。
翌日、器材が届く。と言っても全部ではなくServer3台を含むパソコン18台。さっそく納入業者が設置にかかる。途中まで手伝っていたが用事があったので大使館へ…。
その翌日。設置がどの程度進んでいるのか?と見てみると…
「すっかり終わっている…」
のである。パソコンの中に記録されている時間の記録を見てみると。今朝の1時!なかなかやるなインドネシアの業者!
"NetBEUI" と言う一番簡単な方法のネットワークで繋いであるものの、まさか納入したその日に現地の業者が設置が完了するとは思ってもいなかった。こんなことはヨルダンでは考えられない。改めてインドネシアの民間企業の能力の高さを感じる。
そんなこんなで何とか一週間が過ぎました。今週中にこのNGOのネットワークを組み終わらないと、速報用のシステムのお披露目に間に合わない。こんな近況書いてる場合じゃぁない!バリバリ働かなくっちゃ。
と言うワケで、今回はこの辺で…
12日,14日は大規模なデモが予定されている。無事にコト無きを得るかっ!
ネットワークを無事に立ち上げられるかっ!
ニセ者SEの今後の活躍にご期待下さい。
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